ベトナム株について少し調べていて、ベトナム市場は「新興国市場」にいるのではなく「フロンティア市場」であることを知った。
この市場分類は、MSCIが国別の市場を「先進国市場」「新興国市場」「フロンティア市場」の3つに分類していて、適宜見直しをしている、とのこと。 毎年6月に見直しているようだ。ちなみに、FTSEでも同様に市場分類をしていて、ここでもベトナムはフロンティア市場の位置づけである。
そして、その分類は以下にあった。 www.msci.com
これによると、
- アジアでは、日本以外にシンガポール、香港、豪州、NZが先進国に入っている。ちなみに中国はまだ新興国市場なのだ。
- 新興国に入っているアジアの国は、中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、台湾、タイ。
- ベトナムは、バングラデシュ、パキスタン、スリランカと並び、フロンティア市場にいる。
このラインナップを見るとそろそろベトナムも新興国に入ってもいいんじゃないかと思う。
実際にベトナム政府も新興国市場入りを目指していて、今年の9月にはFTSEでの新興国市場への格上げが予想されている。MSCIでの格上げはもう少し時間がかかりそうとの見方もあるが、いずれにせよ新興国市場への格上げは近い将来ほぼ確実に起こることであり、カタリストになることが期待される。
ベトナム株を多少保有していて銘柄数を増やしたい気持ちは常々持っているのだが、いかんせん手数料が高すぎて二の足を踏んでいる。でも、格上げでの上昇が期待できるので少し悩んでみよう。